平成17年4月29日
徳島県・那賀町の荒谷の探検に出かけてみました。
荒谷は長安口ダム出合い橋を渡りトンネルを出た左側
(荒谷トンネル入り口の右)にコンコリー壁に作られた狭い道があり
そこから登るか、または荒谷トンネルをくぐり右に登るかの2通りがあります。
荒谷トンネルは荒谷に長安口ダムの底にたまった土砂を棄てる為に作られた物ですが
貴重な植物や動物が生息しているなど理由により現在中止になっているようです。
少し登ると「つずら峠」という尾根に出ますがそこには明治25年の
高磯山の崩壊で山が崩れ天然のダムが出来その時の水位を標した
碑があります。
この時の様子を四国放送の天気予報を担当している山下勇さんが
紹介しています。
『山下 勇の気象一口メモ2001年7月(抜粋)』
現在の長安ダムの水位より20mも高いそうです。
つずら峠より林道があるのですが台風などで崩れたり木が倒れて覆い被さったりしていて
大変に道が悪くなっています。
崖が多く危険なところもありとても快適とは言えません。
しかし道にはリンドウの花が咲いていたり渓流には大きなアメゴが悠々と泳いでいます。
美しい渓流は滝や奇岩もあり変化に富んでいます。
途中に勝手にノドチンコ岩と名付けた面白い岩があります。
更に進むと今度は川の中に大きな亀のように横たわっている大きな石があります。
大きな石にはトンネル状の穴がいくつも開いていて自然の芸術作品のようです。
3方に穴が開いています。
虫の作った面白い模様のある流木もありました。
上流に登っていくと道が崩れているところがあり私達には危険と判断してそこから引き返しました。
最後まで登ってみたかったのですが残念でした。